幻の海苔と、
美味しさへの
こだわり

〜ごあいさつ〜

地元の美味しい海苔を作り続けるために、
味や品質、養殖方法へのこだわりだけでなく、
「海苔作りは海を豊かにする環境産業である」
との想いで海苔作りを続けています。

この想いを「瀬戸内ど真ん中」の言葉に込め、
みなさまに海苔をお届けしています。
海を守ることに情熱を注いだせのお水産の海苔を、
一人でも多くの方に味わって頂き
健康を保つためのお手伝いをしたい。
それが私たちの願いです。

 

瀬戸内のど真ん中で海苔を作って三代目

 

岡山県の笠岡市は、瀬戸内海に面した港町です。東西の潮の流れ (紀伊水道と豊後水道)がぶつかり合う位置(分水嶺)で、瀬戸内海のちょうど真ん中あたりに位置しています。せのお水産は、この地で三代続く海苔師。
50数年前に初代が創業し、現在は代表である2代目と、3代目をはじめとして、家族で力を合わせて海苔の養殖、加工、販売までを行なっています。育てて、摘んで、食卓まで、美味一貫。瀬戸内海・笠岡の潮の流れを知り抜いて、じっくり、いい海苔を育てています。小さな会社だから、少量生産だから、海苔の、本当のおいしさをお届けできます。

 

昔は海苔作りが盛んだった笠岡沖も、環境の変化によって、養殖が年々難しくなっています。私たちの仕事は、日々、自然との対話です。毎日、毎年違う自然環境に、『じゃあこうしてみたらどうか』という気持ちで挑戦し、海苔を通して、環境変化や世の中の需要を考えながら、どう仕事を守りながら、自然と共に生きていくか、土地の海苔を伝えていくかを考えています。

 

幻の海苔「養殖岩のり」への挑戦

日本では養殖が難しいとされている『養殖岩のり』の生産。10数年の研究を重ねて、近年ついに自信作が出来上がりました。幻のこの養殖岩のりを『幻紫菜』と名付けて、お届けしています。
一般的なスサビノリと、この養殖イワノリ種は、種付けに必要な海水温がそれぞれ違うため、せのお水産ではその育成期間のずれに着目し、異なる種類のノリを同じ海面の養殖施設において、いわば“二毛作”で、海苔の生産を行なっています。


 

海苔を育て、海を守る

「陸の人たちに向けて、 私たち漁師が海の変化を情報発信していかなければならない」。
せのお水産では、海苔養殖は環境産業だという思いのもと、海苔を作り続けながら、海の環境の保全をお伝えしています。創業当時から海苔養殖を通じて、海の変化を見続けてきた私たちだからこそ伝えられることがあります。


 

県下唯一 自社での種付け

お客様においしい海苔を食べていただくために、せのお水産がこだわっているのは、種付け方法。県下約60軒の海苔養 殖業者の中で、自社で種付けを行なっているのは当社のみ。冷水器などの人工的な装置を使わず、自然に近い環境で種付けを行うことにこだわっています。
種も瀬戸内の海に適した、食べて美味しい種はもちろんのこと、その年の自然状況などを考えながら毎年、独自にブレンド種を作っています。自然状況を見ながら、海苔に合わせながらじっくりと育てていく過程にこだわっています。